皮膚の雑学編 医療品登録販売者の視点から

こんにちは JTAG広報部 かわいしのぶです
今回のタトゥーレポートは私が今勉強している「医療品登録販売者」の知識から、少しだけ役に立つかもしれない雑学をお伝えしようと思います。

現在私は来年の医療品登録販売者の資格取得のために日々勉強している最中です。
医療品登録販売者とはドラッグストアなどで第2類、第3類のお薬の相談やアドバイス、販売ができる人のことです。
まだ資格を取得したわけではないのでアドバイスはできないため、今回は雑学として、肌の基礎知識をお伝えしようと思います。
私の勉強のためにもお付き合いいただけると幸いです。

前回、彫り師さんから肌質の違いについて教えていただきましたが、もっと基本的な皮膚の構造についてお話します。
皮膚とは、外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの構造で出来ています。

・表皮は
表皮は外側にある角質と生きている表皮細胞の層になっています。
角質は表皮の一番下の細胞が少しずつ上に押し上げられて角質っ細胞に変わっていきます。
皮膚の色を決めているメラニン色素はこの表皮の最も下のそうにあるメラノサイトで作られます。
表皮については皆さんもよく耳にしたことがあるのではないでしょうか?

・真皮は
表皮を支えている層で、皮膚の毛細血管や神経は真皮にあります。
暑い時は毛細血管血管が開きなるべく血液中の熱を外に逃すように、寒い時は毛細血管をぎゅっと閉めて血液中の熱を外に逃さないようにしています。(もちろん血管は真皮のみならず皮下組織からずっと繋がっています。)
ちなみにコラーゲンなどをつくるところもあるので肌の弾力はここがとても重要になります。

・皮下組織は
脂肪がたくさんあり、層になっています。
よく皮下脂肪という言葉を聞いたことがあるかもしれませんがまさにここの脂肪です。
皮下脂肪がありすぎるのはもちろんよくありませんが、暑さや寒さ、衝撃から体を守る大きな役割をしています。
さらに脂質をエネルギー源として蓄えています。

細かいことをいうと長くなってしまうので基礎知識はこのくらいで。

前回のタトゥーレポートで肌の保湿ケアに触れましたが、なぜ肌は乾燥するのか?
先ほど寒いときは血管が収縮すると書きましたが、これが大きく関わってきます。
皮膚の表面には皮脂膜というあぶらがあるのですが、それは血液からできているので、血管が収縮してしまうと皮脂膜が減ってしまいます。
そうすると皮膚が乾燥してトラブルが起きやすくなってしまうのです。
血流が悪くなると肌も乾燥しやすくなるため外から保湿をしてあげることがとても大切になってきます。

タトゥーを彫るときは真皮にインクを入れていくそうですが、肌の状態によって出来上がりの綺麗さが変わってくるということなので、何度もお伝えしてますがぜひ保湿ケアや食生活に気を付けて素敵なタトゥーライフをお送りください。

関連記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

TOP